beatmaniaの歴史

1-1) 萌芽と衰退

シリーズ第一作以外に、分岐点となるソフトとその前後に登場した他シリーズも付記した。稼動時期についてはhttp://hp.kutikomi.net/mtr/?n=page3などを参考にしている。この項目ではひとつの節目である五鍵の終了とDDRの開発中断までを扱う。私個人の感想も付けた。
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a)

当初は見向きもされないIIDXと同時期に稼動していた五鍵は3rd/comp(1)/4th。五鍵4thで過去曲を切る決断は鮮やかだった。また、音楽に合わせてスイッチを押すゲームから、ボタンを楽器に見立てて演奏させるゲームへの方針転換は五鍵/七鍵とも流れを感じていたに違いない。譜面の話で言えば、密度を増やすことで難易度を上げていったのがTAKAで、リズムを崩すことで難易度を上げるのを目指したのがSLAKETaQ。nagureoやucchieは難易度志向にはならず譜面をきれいな形に整えることでゲームとしての完成度を上げている。

b)

gfとdm、iidxddrといったセッション機能やシリーズ間での移植といった、bemani内での協調ができつつある。

c)

音楽系体感ゲームバブル。また、結果的に五鍵と七鍵は食い合う形になったが、この時期の楽曲は記憶によく残っているものが多い。立ち上げスタッフであったnagureoがコナミを退社しフリーランスとして活動するのもこの頃。

d)

停滞期。コナミセガに倣うようにオンライン通信システム(e-amusement)を作る。新作開発を止めたbm、km、ddrのスタッフは整理される。唯一の良いニュースはCSスタッフ伝説として語り継がれる家庭用IIDX7th。ユーザからの熱望で一般発売までこぎつけた。