イヤフォン/shure SE215

SHURE イヤホン SEシリーズ SE215 カナル型 高遮音性 クリアー SE215-CL-J

SHURE イヤホン SEシリーズ SE215 カナル型 高遮音性 クリアー SE215-CL-J

shure掛け」の製品なのだけど、今まで使っていたSE102と比べて、装着がかなり難解になっている。耳の裏側を通すのだが、耳の付け根にはまったく当たらない。頭を動かすと耳たぶに軽く触れるくらいだ。その理由として、コードが徹底的に硬いからで、自分の使い方が正しいのか不安になる。また、コードは真ん中で切り離しができず一本という形態だ*1。説明書によるとイヤフォンのケーブルから先のユニットが取り外しできるらしく、故障した際はここを交換するようだ。
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遮音性がSE102よりもさらに向上していて、ベース音の粒が立っているのがおもしろい。音質=聞きやすさという部分では遮音性能に由来するところ以外にSE102とそれほどの差はなく、好みの問題だと思う。エージングじゃないが、長く使えばより好きになりそうな気配はしている。
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イヤチップは低反発性タイプ(koss the plugよりも耐久性はありそう)と通常のラバータイプの二パターンがS/M/Lと揃っている。そのほかで添付されているのは耳垢除去ループ=耳かきとメッシュ地のポーチ。ポーチはSE102の巾着のほうが個人的には好みだ。
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デザインというところではDr.Dreに端を発する赤コード、あるいはbose in-earと差別化できている。色は黒かクリア(実質シルバー)しか選べないので、ここにもう少し遊びがあるといいかなと思った。
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実勢価格が八千円前後と背伸びしたい人にとって値頃感のある商品なのだが、etymotic researchbose、あるいはsennheiserJBLのような自慢のネタになるメーカーではなく、それがshureの弱さであり、かわいさなのかもしれない。

*1:包装の表記によると162cmとのこと。少し長い。