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たった何ページかを眺めるために、もう購入しません。
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村上春樹と岩井俊二のことは私も話すことができます。
村上春樹
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- ねじまき鳥クロニクル
- Carver's Dozen (翻訳)
- 1Q84
- ノルウェイの森
- 神の子どもたちはみな踊る
村上春樹には*敵*が象徴的に書かれています。贅沢や不可解な社会のシステムや殺人事件や自分の中の嫌な部分など。そんな*敵*と近づいたり遠ざかったりと距離を測りながら、主人公は物語の世界を歩きます。そして、物語が終わって、主人公は成長しながらも、具体的な行動を起こさないのが特徴です(ここが村上春樹作品の嫌われるポイントです)。私は、その頑固さに共感しているのだと思います。アンチベストセラー志向からノルウェイの森はずっと嫌いでしたが、映画版の前後に読み直したら多少納得できるようになりました。海辺のカフカはハードカバーしか持っていなくて一度通して読んだきりなので外しています。