推薦の妙

経営学周りでニーズに対するシーズという概念はよく知られています。
求められるものを作るのは、それが自分の提供できるものと合致するなら非常に楽で、100%見合うものでなかったとしてもすり合わせが容易です。しかし「実体化して聞こえる声」というものは数が少なく、椅子取りゲームになるのは必至です。
そこで逆のアプローチとして「良いだろう」ものを提案するわけですが、これは開発の(身の丈にあったという意味での)容易さに比べて、セールス販売に見られるように認められるまでのプロセスが険しいのと、言わば需要に合わないものを作ってるので全てがガラクタになるというもうひとつの険しさがあります。
ナンバーワンとオンリーワンのどちらか一方だけに加担しないで、双方を部分的に採用するのが普通の企業のあり方です。まとめてしまうと「聞こえる声」+予測した「聞こえない声」をもとに、開発の方向性を決め設備投資するというもので、ここではじめて情報収集や説明能力などの外的作用を歯車にして、全体が有機的にかみ合うことになります。
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書き方からして結論はもう少し後(普通でない企業、合成ではないユニークさ、飛躍してトンデモ論)に来るんですが、ここまでが書きたかったので続きません。
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農家(ミュージシャン)と花屋(レコード会社やショップ)とガーデニング(リスナー,応用可能)の違いとか。
あと新発売のカップラーメンの話とか。
それから開発されたものが自分の欲しいものとなる「ブランド」のカラクリ。