盗難と復帰

来年まで持ち越すのが気持ち悪くなったのでいまここで。

(1) 盗難に至るまで

当時ほぼ日課になりつつあった麻雀格闘倶楽部を深夜に開いているゲームセンターでやっていて、メンテナンス突入を機に店から出ると、置いてあったところにVOXがなかった。目を離していた時間は三時間前後。鍵はハンドルロックのみ。シート内にヘルメット、ショルダーバッグ(買ったばかり)、レインコート、保険関係書類原本など。店員に事情を説明し住所を聞いて、110番に電話する。

(2) 当日昼まで

交番で書類を書いて、近くの駅まで送ってもらう。電車とタクシーを乗り継ぐ最中、何人かにメールを送り、自宅に帰ってから勤務先とバイク屋に連絡。バイク屋で盗難保険の書類を作り、帰宅。仕事は欠勤させてもらい、寝る。

(3) 電車通勤

代車がしばらく用意できないとのことで、電車通勤した。終電の都合で早退けさせてもらう毎日に気まずさと楽しさを覚えた。同僚には励まされたり笑われたりしたけれど、気持ちよく返事できるはずもなく相手には不快な思いをさせたのではないかと思う。

(4) 代車利用

明らかに自分じゃ買わないだろうなというカラーリングの原付を借りることになり、通勤経路が元に戻る。盗られたゲームセンターには寄らず、というよりも避けて帰っていた。

(5) 保険通過

一月ほど経って保険が下りたとの連絡が入る。そこから納車までもう少し時間がかかるということで待機の状態に。このころには代車の操作にも慣れてきて、逆に元に戻ったときに大丈夫だろうかと不安になったくらいだった。

(6) 納車延期

メーカー在庫切れのために来年まで遅れるという連絡が入る。代車の契約が年内いっぱいで一度切れるので、こちらは延長せずに来るのを待ちますと返事した。

(7) 一転、予定日決定

急に納品されたと電話があり、こちらも慌ててバイク屋に訪問。見積もりを出してもらい(保険分の一部負担のほかに、ヘルメット代、登録費用など)、後日取りに行くことに。この見積もり以前の段階で保険の書き換えとナンバー取得をやってくれていて、これには感謝しきり。

(8) 新車受け渡し

代車の給油をした後、その足でLet's返却、代金を支払いVOX引き取り。最後はあっという間に事が進んだけど、盗られてからしばらくの間は、このまま仕事を辞めて自転車で通える範囲のアルバイトでもしようかと思ってたくらいだった。

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ということで、現在は新VOXと仲良くやっています。フロントカバーあたりから起きていた鳴りもなくなり、快調にです。一方、自分自身が元通りになったかというと、少し難しいところ。いちばん大きかった懸案が解決して、多少はリラックスできるようにもなったけど、100%回復というのはお世辞にも言えません。VOXの件以外にも、ストレスに感じる要素を抱えていて、すべての問題がクリアされるにはまだまだ時間がかかりそうです。

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U字ロックは忘れずに。