音楽・アルバム論

anond.hatelabo.jp

シャッフル再生やDJなどのキュレーターによるプレイリストも悪くないのですが、ならばミュージシャン当人がまとめた作品群があってもいいですよね。アルバムが全部自分の作品であれば売り上げをコントロールできる一方、自身が監督していない曲を入れにくくなります。発信する側も受信する側も満足しない可能性が出てきます。また、組曲の概念や同じコンセプトで作曲した作品集はバロック時代の段階で存在しています。現代になって突然捨てなくてもと思います。

陰の実力者になりたくて! / あかね噺

陰の実力者になりたくて!

 

少し読んでみたら楽しくて第10巻まで一気読みしました。なろう系要素がてんこ盛りです。いちばん近いのはオーバーロードだと思います。社会経験不足の主人公を出来すぎたサポートメンバーが支える話です。現状、悪役が次々と死んでしまう傾向があり、異能バトルには期待できません。

あかね噺

何度か手に取ったことはあったのですが、中身を読んだのははじめてです。こちらも一気読みしてしまうくらい楽しかったのですが、こちらもベースになる内容や絵柄に既視感があって、新しくてすごい!にはなりません。登場人物が魅力的なので、もしこの先硬派な落語ストーリーを作るのが難しくなってしまったとしても、作品の生きる道はありそうです。

さわやか待ちさわやか

dailyportalz.jp

これを実行したい気持ちはとても分かります。先日横浜でハングリータイガーの待ち時間(二時間くらい)に別の場所でごはんを食べたらとても辛かったです。大盛りにしなきゃいいのに。

私の息子が異世界転生したっぽい フルver.

 

20230125まで第一巻が無料で読めます*1。登場人物の誰かに共感できたなら続きも面白く読めると思います。

 

原作版の表紙が直接的表現なのですが、異世界転生は導入部分で交通事故などがきっかけになった登場人物の死とセットで描かれることがスタンダードです。彼らが死後の世界≒異世界でどのような暮らしをしているか、生き残った家族や友人は知ることができません。この作品では異世界の入り口を探索することがテーマになっていますが、もっと普遍的なものに置き換えられます。喪失したものからの距離の差とコミュニケーションです。

 

withnews.jp

誰かの心のなかで生き続けていることに感動します。それは喜ばしいことだけでなく、言い表すことのできない悲しみが含まれているからこそ、興味を引くのだと思います。コミックと隣接した内容の記事だと思い併記しました。

*1:私はサンデーうぇぶりで読みましたが、ピッコマやebookjapanなどほかの電子書籍サイトでも同様のキャンペーンを確認しています。