展望

いままで書けなかった嘘*1のことを。数々の事件に対して憂う気持ちは、逆に新しい刺激が来て嬉しいという板挟み、いや1枚の板に向かってタックルする格好。ウルトラクイズの、ハワイあたりのチェックポイントでやってた○×クイズ。
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自分がremix againで気に入っているキーワードは「--を買わなかった」というもので、はっきりとマイナスの反応を示すのは気持ちいいことにいまさらながらに気付く。わざと退屈なことをするのは、それはそれとして重要な意義があった。選り好みを行う快感と、退屈な空間を収める屈折した愛情*2
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という考えがどこから出てきたかというと、「しかしこの良くできたエピソードにはいくつかの重大な欠陥がある。」から始まる「ミスタードーナツシュトックハウゼン」(from 菊地成孔歌舞伎町のミッドナイト・フットボール―世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間』2004 小学館)の締めの文章でなんだろうなと思う*3。子供の頃、何を好んでステーキの脂身の部分だけを食べていたか、この年になって、ようやくその理由がつかめそうな気がする。

*1:たとえば、FF11についてのワールド移転志望は実は存在しなかった、とかそんな感じの。

*2:評論家がそんなことを考えながら何かを貶してたり提灯記事を書いてるのかは知りませんよ。

*3:私自身は雑誌QuickJapan-vol.36 2001 太田出版で先に目にする機会があったはずだが、改めて開いてみて、こんなの読んだ覚えは無いぞという。authentique/bleueの感想でも書いたけど、やっぱりステージとか、流れとか、何度でも載せることって大事だな。