大塚英志 - キャラクター小説の作り方

キャラクター小説の作り方
だいたいで、いいじゃない。と並行して読んでいて先に終わった。

  • 第8講までと第9講以降で間を空けて読んでるから判断がしにくいんだけど、以下は後半について。
  • <講義,日常描写>→<(小説としての)展開>→<挫折>→<喪失/獲得>というスタイルが私小説では取られやすいということか。
  • と、『蒲団』考を読んで『土左日記』とかのことを思い出した。
  • 下野することがキャラクターに命を吹き込むことみたいな。
  • 意図的にこの状況を作ることができるとしたら、強いな。
  • それが「木更津キャッツアイ」か。やや弱いか。

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  • 物語の体操が手元に戻ってきたからこれの話も。こっちは『五分後の世界』を使った二次創作、それから漫画「退屈な部屋」のノベライズについては印象に残っていたけど(『日蝕』とかありましたね)、ゲームマスター役が少ないというような重なる部分が多くて、やっぱりどちらか一方でいいなと思った*1

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  • この本に関して言えばamazonのレビューは購入するかどうかのガイドになるのではないかと(数も多いし)。褒めてるひとは単なる大塚フォロワーで、あそこで怒ってるひとにこそ読んでほしかったと書いた側は思ってるだろうし。怒るほどではないよ。

*1:わたしはキャラクター小説の作り方をすすめます。シェアードワールドは楽しそうだし、ライトノベルの潜在能力を引き出そうとする書き口も面白いし。