私の欲しかったものと欲しいもの
原博の楽譜を買ったことで、同じように欲しかったのにずっと買えなかったものをメモします。 最近だとタナカカツキのサ道 (1) が電子書籍しか手段がなくてどうしようかなと思っています。
持っている
持っていない
- アーティスト: Satokolab
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2007/02/21
- メディア: CD
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カプースチン: ピアノ・ソナタ 第2番 Op.54/ショット・ミュージック社/ピアノ・ソロ
- 出版社/メーカー: ショット・ミュージック社
- 発売日: 2018/12/01
- メディア: 楽譜
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プレイステーション版の lain や LSD は異常なプレミア価格がついていて無理だとあきらめています。ほかは買えそうだったりもうどうでもよくなっていたりするので気長に生きます。
原博: 24の前奏曲とフーガ
原 博:ピアノのための24の前奏曲とフーガ (全音ピアノライブラリー)
- 作者: 小林道夫
- 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
- 発売日: 2019/05/15
- メディア: 楽譜
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ピアノを習っていた流れで、最初はショパンに憧れていたのですが、高校生くらいからバッハばかり聴いたり弾いたりで、その後テクニカルな楽曲に興味を持っていきました(弾くほうはもう私の手に負えない)。それらをちょっと過ぎたときに知ったのが原博です。
https://kurobako.hatenadiary.com/entry/20040827/p1 で CD を購入しました。今では Apple Music で聴くことができますし、こうして楽譜も再販されました。作曲者本人が亡くなってしばらく時間が経ち、どのような形で重版されたのか想像できませんが、私のような末端のファンや、日本人作曲家ファンにとってうれしい出来事ではないでしょうか。
奥付を見ると初版 1985/5/25, 第3刷 2019/5/15 です。背表紙のグレードは★★★★★です。再販にあたっての前書き・後書きはありません。原博自身による解説 (1985) があり、第2番プレリュードの2曲目(ふたつのうち先に書かれたとあります)と『平均律』第2巻 第18番プレリュード*1が相似していること、また第5番フーガが プレリュードとフーガ ハ長調 BWV 545 のフーガ主題*2がほぼ同一であることを指摘しています。
ARAM、最近(v9.15)
garen や trundle のようなシンプルなファイターが強くなりました。栄華ルーンの征服者が現在の調整とかみ合っているのかもしれません。
あいちトリエンナーレ 表現の不自由展・その後 から「遠近を抱えて」
天皇の肖像を焼くという展示は「遠近を抱えて」「遠近を抱えて Part II」にまつわる諸作品だと思うのですが、こちらは日本の検閲事件として歴史に刻まれています。昭和天皇の写真をコラージュしたアングラな雰囲気の「遠近を抱えて」が話題になり、所蔵していた当時の富山県立近代美術館が作品を売却、美術展の図録を焼却しています*1。そして、作品が焼却された部分を拡大して、大浦信行本人による「遠近を抱えて Part II」など政治的メッセージを帯びた作品が生まれました。
文脈的に展示ブースの主催者である表現の不自由展・その後実行委員会が展示中止に対して抗議するのは当然です。私自身は表現の自由が全部認められなくてもいいと思っています(安全が優先される)が、当事者になったときにはきっとストレスを感じるでしょう。それぞれが何かと戦っていて、考えたり一緒に行動することは今のところしっかりと自由です。
あいちトリエンナーレを支持します
津田大介のパーソナリティがうさんくさいという部分は私も感じますが、あいちトリエンナーレのコンセプトは分かりやすく、アートに不慣れな人でも楽しめるはずです*1。
少女像についても「表現の不自由・その後」と合致していて、会期が決まっている展示であれば興味深く、チャンスがあれば見に行っただろうと思います。ただし、少女像の元来の制作意図や、各地に濫立する行為は非常に下衆なもので、そこにあるだけで嫌悪する人がいるのは分かります。この企画展示の少女像は、利益団体の後援だけで設置されたものでなくて、各所の了解が得られたから展示されたものです(と思う)。それでも、単純に嫌いだから、政治的に問題があるから、アートではないから(?)、テロが起きるぞ*2と、様々なけちをつけて排除しようとする行為は、日本製品の不買運動を励行する集団と大差ありません。
扇動されて不利益な行動をする不自由さに気付いて、もっと穏やかな暮らしを送ってもらいたいものです。
こうなることまで予想して、津田大介が会見で泣いて、裏で成就したと祝っているならば、それもまた気持ち悪いなと私は思います。
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余談ですが、私がインプットしている関連ニュースとして、ブラックボックス展 (2017) は一部参加者の悪意が勝ってしまったためアートになれなかった例です。Japan Expo の韓国ブースとか、 逮捕された韓国人が日本人だと嘘をつく事件などは日本語の記事になる段階で誤解しているのではないかと疑うレベルで理解できません。民族レベルで良し悪しを決めるものではなく、機会ごとに考える必要があります。
天気の子
*住みにくくなるけど、きっとなんとかなるよ*を受け取りました。セカイ系直球でなんとなくハッピーエンドになっていますが、死者あるいは彼岸の姿がフレームの外のところどころにあります。
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聖地巡礼で話題になるのは代々木会館*1、田端駅付近の坂道、六本木ヒルズのヘリポート、(おそらく)池袋周辺のラブホテル、新宿周辺(マクドナルド、ネットカフェのマンボー)、気象神社、神津島。お台場も映っていた気がします。地下階にあるスナックの居抜き物件の事務所や占いの施設も元ネタがありそうです。
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ムー。
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君の名は。の登場人物が特別出演しています。
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上映期間に余裕があればもう一度見に行くかもしれません。
*1:取り壊しが始まったそうです